プレスリリース 2022年

NTNソリューションを活用した移動式インフラの供給に
向けてHW ELECTROと共同検討を開始

2022年2月14日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)は、NTN(Non-Terrestrial Network:非地上系ネットワーク)ソリューションを活用した災害発生時における移動式インフラの供給に関してHW ELECTRO株式会社(HWエレクトロ、本社:東京都江東区、代表取締役社長:蕭 偉城、以下「HW ELECTRO」)と覚書を締結し、共同検討を開始しました。

ソフトバンクは、OneWeb Ltd.(ワンウェブ、以下「OneWeb」)の次世代高速衛星通信サービスや、Skylo Technologies, Inc.(スカイロテクノロジーズ、以下「Skylo」)の衛星ナローバンドIoT通信サービスなどのNTNソリューションの展開を推進しています。HW ELECTROは、自治体や防災団体と連携し、多用途小型商用EV「ELEMO(エレモ)」を災害発生時の移動式電力供給源として提供しています。ソフトバンクは、このたび通信と電力を併せた災害発生時の移動式インフラの供給に向けて、HW ELECTROと下記の取り組みを行う予定です。

  • 「ELEMO」とOneWebの次世代高速衛星通信サービスを活用したユースケースの検討(期間:2022年2月~2024年3月)

    小型電気自動車「ELEMO」にOneWebの衛星アンテナを搭載してインフラ供給を行うなど、さまざまなユースケースや導入効果を検討します。

  • Skyloの衛星ナローバンドIoT通信サービスによる実証実験(期間:2022年4月~2023年3月)

    災害発生時の移動式インフラ供給におけるSkyloの衛星通信サービスの活用手段を検討して、「ELEMO」などを使用した実証実験を行います。

  • OneWebの次世代高速衛星通信サービスによる実証実験(期間:2023年4月~2024年3月)

    災害発生時の移動式インフラ供給におけるOneWebの衛星通信サービスの活用手段を検討して、「ELEMO」などを使用した実証実験を行います。

ソフトバンクとHW ELECTROは、NTNソリューションと「ELEMO」を利活用することで、災害発生時の移動式インフラ供給に取り組んでいきます。人々の生活や企業の活動を支援し、持続可能な未来を実現する取り組みとして、ソフトバンクはいつでもどこでもつながる通信ネットワークを、HW ELECTROはエコな電気自動車の提供を進めていきます。

HW ELECTROについて

HW ELECTROは、「環境問題」と「社会貢献」の視点から「Electric–Mobility–Innovation」を推進して、次世代の多用途小型商用EV「ELEMO」の製造・販売を行うファブレスメーカーです。2021年4月に輸入小型の電気商用車として国内で初めてナンバーを取得して、2021年7月に「ELEMO 120」「ELEMO 200」を、2021年11月に「ELEMO-K」の販売を開始しました。

URL:https://hwelectro.co.jp/

ELEMOについて

「ELEMO」は、HW ELECTROが製造・販売する次世代の多用途小型商用EV(電気自動車)です。インターネットを介した運用管理やスマートフォンアプリとの連携機能などのITの導入や、EVならではのゼロエミッション性能は、100%電気自動車化を目指す未来への要請に一歩進んで応えるものです。シャシーは部品のモジュール化を徹底したことで、製造工程の効率化と高い耐久性を実現。世界的に有名なオーストリア「マグナ・シュタイア社」のエンジニアが設計した商用車の常識を覆すハイスペックなサスペンションシステムを実装するなど、カーエンジニアリングの面でも革新的です。多機能荷台オプション、優れた性能、都会型ラインアップは、さまざまな企業の多様なニーズに対応します。

URL:https://hwe-cars.jp/

HW ELECTROが製造・販売する「ELEMO」

HW ELECTROが製造・販売する「ELEMO」
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
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世界中に通信ネットワークをつなぐソフトバンクのNTN構想