人材戦略の方向性
当社は「人」と「事業」をつなぎ、双方の成長を実現することを人事ミッションとしています。活力を生み出すため、チャレンジする人の可能性を支援し、成果を出した人にはしっかりと応えるとともに、多様な人材が生き生きと働く環境を支援する人事ポリシーを貫いています。従来のように社員を「資源」と捉え管理することから、「資本」と捉え活用・成長を支援し、挑戦を後押ししていくことにシフトしています。
さらなる事業成長のため、社員が生き生きと働き、今まで以上に成長・挑戦していけるよう、能力開発・エンゲージメント向上・ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン (DE&I)・健康経営など、人的資本へのさまざまな投資を行っています。
今後も社員の成長と事業戦略との連動を意識し、人材戦略を推進していきます。
人事ポリシー
継続的な事業の成長・成功を実現するため、社員が常に元気で活力にあふれた集団であることを目指して、会社として大切にすべきポリシーを定め、各種の人事施策を推進しています。
人材戦略の
枠組み
多様な人材の活躍促進
当社はこれまでもダイバーシティの取り組みを推進してきましたが、新しい事業を生み出していくためにはより一層、多様な人材が活躍する環境、土壌が必要となっています。
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女性の活躍をより一層推進
女性活躍の推進を目的に、女性管理職比率を2036年3月期までに2022年3月期比の約3倍である20%とする目標を設定し、その達成に向け、社長を委員長とし外部アドバイザーも含めた構成とする「女性活躍推進委員会」を設置しています。能力のある多様な人材が等しく経験を積み、成長できる環境を整えられるよう、女性活躍の一層の推進に取り組みます。
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障がい者採用・LGBTQに
関する取り組み障がいのある社員やLGBTQ(性的少数者)、多文化への理解を促す「ダイバーシティウィーク」を設け、性別や年齢、国籍、障がいの有無などにかかわらず、多様な人材が互いの強みを生かしながら自由な発想で意見を出し合い、革新を生み出せる組織づくりを目指しています。
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シニア人材の活躍推進
年齢に関係なく、実力と意欲がある社員の活躍を支援しています。当社では60歳を定年としていますが、65歳まで働ける継続雇用制度やフルタイム以外の働き方や副業など、これまでの経験を生かしながら、自分なりのキャリアを実現し、働きやすい組織となるよう取り組んでいます。
生き生きと働ける環境づくり
ソフトバンク流のワークスタイルを導入することで、ワークライフバランスの最適化を推進するとともに、会社と個人の夢・志の実現に向けた原動力として、社員の健康維持・向上は重要な経営課題の一つと位置付けています。
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ソフトバンク流
ワークスタイル当社は、社内スローガンとして「Smart & Fun!」を掲げ、ITを駆使しスマートに楽しく仕事をして、よりクリエイティブかつイノベーティブなことへ取り組める「働き方改革」を実施。また、組織と個人のパフォーマンスを最大化するために、出社・在宅勤務・サテライトオフィス勤務などを組み合わせた働き方を推進しています。
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社員の健康の
維持・向上を支援「健康経営宣言」を制定し、Well-being推進室をはじめとした推進体制を整備。「社員一人一人が心身共に健康で常に活力あふれた集団であること」を目指し、健康管理、健康維持、健康改善に向けた取り組みを行っています。
事業戦略に沿った社員への
成長機会の実現
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社員の新規事業への
挑戦機会を提供社員の自己成長や自己実現の機会、誰もがチャレンジできる環境として、新規事業や新会社の立ち上げの際にメンバーを公募するジョブポスティング制度を導入しています。今後も新規事業や成長事業への人員シフトと、多様な人材に活躍の場を提供すべく、本制度を推進していきます。
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社員による
新規事業創出を支援社員の積極的な新規事業提案を奨励するため、社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー」で支援しています。自ら考えた事業化アイデアを提案でき、事業化が決定した場合、提案者自らが事業推進に参画することが可能です。
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社員の自律的な
キャリア開発を支援経営理念の実現に貢献する人材の育成機関である「ソフトバンクユニバーシティ」では、「ビジネスプログラム」「テクノロジープログラム」「階層別プログラム」を3つの柱として、個性豊かな人材の育成を目指します。
また、2009年6月より、従業員が持つノウハウを伝え、効果的な人材育成を推進するための「ソフトバンクユニバーシティ認定講師(ICI※)制度」を導入し、経験に即した研修を通じて他の従業員がより高いスキルを習得する機会を提供しています。- Internally Certified Instructor