測位プラットフォーム「SmartFinder」
測位プラットフォーム「SmartFinder」を活用した関西大学 滝沢研究室との共同研究。
従来の屋内Wi-Fiなどを利用した屋内位置測定技術では、対象デバイスがある実際の位置と測位結果に大きな誤差が生じていました。「SmartFinder」を用いて測位対象デバイス間の隣接情報を収集・計算することで、GPS衛星からの電波が届かない屋内や地下でも高精度な位置測位を実現するための研究を行っています。
本格的な企業導入が進むAI、より便利で安全な移動を可能にする自動運転、さらに高度なデータ収集や分析を可能にするIoTなど、最先端の技術を活用し、豊かな社会の創造を目指しています。
人とモノのつながりから、モノとモノがつながり、さまざまな領域でこれまで取得することができなかった情報の計測・数値化を可能にし、膨大なデータ通信がやり取りされることで新時代の情報処理に大きな変革をもたらすIoT(Internet of Things)。
当社は、高性能なチップを搭載したIoTセンサーやNB-IoT(Narrow Band-IoT)を活用したNIDD(Non-IP Data Delivery)などのサイバー攻撃に対するセキュリティ技術の研究を進めるとともに、IoTで新たなデータを収集し分析することで、社会課題解決・価値創出に役立てていきます。
機械学習をベースとしたさまざまなAI技術を実ビジネスへ応用する取り組みとともに、そこで発生する精度や速度、教師データ作成コストなど、現在のAIの共通課題を克服し、AIの能力を飛躍的に向上させるための技術開発や、脳科学との融合により人間のように柔軟で汎用的な課題解決能力を持つ次世代AIの研究などに国立大学法人東京大学と共同で取り組んでいます。
また、AIを活用するために不可欠となる多種多様なデータの適切で精度の高い収集を行うため、良質な教師データの整備や、プライバシーを保護しつつデータを安全に利活用する仕組みの実現などにも取り組んでいきます。
これらの活動を通して、当社の事業を支えるAIソリューションやその共通基盤を提供するだけではなく、よりよいAIを実現することで企業や社会への貢献を目指します。
自動運転の実用化は、私たちの暮らしをさらに便利にするだけでなく、移動にまつわる社会課題の解決策としても期待されています。
当社では、モビリティ社会の拡充に向け、5G超低遅延通信を活用した自動運転支援の実証実験を行うほか、子会社のBOLDLY株式会社による自動運転技術の開発や、同じく子会社であるMONET Technologies株式会社によるMaaS(Mobility as a Service)向けモビリティプラットフォームの開発・サービス提供などさまざまな実証実験や事業化に取り組んでいます。