プレスリリース 2021年

アジア9カ国で総合デジタルマーケティング事業を
展開するAxiata Digital Advertisingと資本・業務提携

~ADAの営業・顧客サポート体制やデータ・AI事業における知見を活用して、
アジアにおけるソフトバンクの事業展開を加速~

2021年5月11日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、アジア最大級の通信事業者であるAxiata Group Berhad(以下「アシアタ・グループ」)のグループ会社で、データとAI(人工知能)をベースにした総合デジタルマーケティング事業をアジア9カ国で展開するAxiata Digital Advertising Sdn. Bhd.(本社:マレーシア クアラルンプール、以下「ADA」)と、このたび資本・業務提携します。これに伴い、ソフトバンクはADAに約6,000万米ドルを出資し、出資後の持ち株比率は23.1%になります。また、執行役員 法人事業統括 グローバル事業本部 本部長の野崎 大地が、ADAの取締役に2021年5月中旬に就任します。

ソフトバンクは、ADAの営業・顧客サポート体制やデータ・AI事業における知見を活用して、ソフトバンクのデジタルマーケティング事業のアジア展開を加速させる他、ソフトバンクおよびグループ会社が提供するソリューションと、ADAのシナジーの創出に取り組みます。ソフトバンクが取り扱うカスタマーデータプラットフォーム「Treasure Data CDP」や、グループ会社のLINE株式会社が提供する法人向けサービスなどの各種ソリューションを、ADAを通してADAのソリューションや知見と組み合わせてアジアの企業に提案・導入することで、各社のデジタルマーケティング活動を支援します。

ADAは、約3億7,500万人の生活者データを基にした独自のデータ基盤を強みとする企業です。これらのデータを活用して、顧客のデジタルマーケティング戦略の策定や実行支援の他、顧客が独自に取得するデータであるファーストパーティーデータの活用に関するコンサルティングを手掛けています。また、顧客のビジネスのデジタル化を加速するマーケティングソリューションや、ECサービスにおける商品購入や会員登録を促進するための包括的なソリューションを提供しています。

ソフトバンクは、「Beyond Carrier」戦略の下、従来の通信事業者の枠を超えて、幅広い産業分野における革新的なサービスの提供やパートナー企業との共創によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みに注力しています。このたびのADAとの提携により、海外での事業展開に取り組む「Beyond Japan」を推進します。ADAは、デジタルマーケティング分野において幅広いサービスを展開しており、ソフトバンクやグループ会社が有する多様なソリューションやテクノロジーと組み合わせることで、大きなシナジーを創出することを目指します。

[注]
  1. マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、カンボジア、フィリピン、スリランカ、バングラデッシュ、韓国

ADAについて

ADAは、データとAIをベースに、ビジネスのデジタル化やデータ分析、マーケティングの総合ソリューションを提供する会社で、2018年には住友商事株式会社が少数株主として資本参加しています。南・東南アジアにおける9カ国で事業を展開し、大手企業のデジタル化やデータ活用の取り組みを推進して、各社が設定する事業目標の達成に貢献しています。ADAは、約3億7,500万人に及ぶ独自の生活者データと同社の知見を掛け合わせて、主に以下のサービスを提供しています。

  • 事業の分析やデータの価値向上、高度なデータ分析
  • 消費者心理を踏まえた、データに基づくマーケティング戦略の策定
  • データ分析とそれらの分析に基づく継続的な検証・改善によるサービスの成長や、商品購入・会員登録の促進、マーケティングの目標設定を行うための総合デジタルマーケティングソリューションの提供
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。