プレスリリース 2017年

日中間のビジネスにボーダーレスなクラウド環境を実現する
「Alibaba Cloud」をソフトバンクが販売開始~ソフトバンクの閉域網接続サービス「ダイレクトアクセス」との組み合わせで
日本と中国をシームレスにつなぐコンピューティング環境を構築~

2017年11月1日
ソフトバンク株式会社
SBクラウド株式会社

ソフトバンク株式会社はSBクラウド株式会社と協力し、中国に拠点を持つ企業を対象に、高性能で拡張性の高い中国市場シェアNo.1※1のクラウドサービス「Alibaba Cloud」の提供を2017年11月1日から開始します。また、高速で安定したクラウド間の通信を実現するAlibaba Cloud専用の接続サービス「Express Connect」も併せて提供します。

Alibaba Cloudは、アリババグループの全ECサービスを支えるコンピューティングプラットフォームで、複数のデータセンターを有する提供エリアが中国本土に7カ所、全世界に15カ所※2あります。日本国内では2016年12月からSBクラウドがAlibaba Cloudの日本国内データセンター運用やサービスのローカライズ、日本語サポートの提供を開始しており、日本と海外のクラウド間において高速で安定した通信を実現する接続サービスExpress Connectと併せて、日中間のセキュアな高速通信インフラ環境とグローバルなクラウドコンピューティング環境を実現しています。

ソフトバンクはAlibaba Cloudの各種仮想サーバーサービスとExpress Connectの提供のほか、今後は閉域網からAlibaba Cloudに直接ネットワークが接続できる「ダイレクトアクセス」を提供※3します。これにより、お客さまの社内とAlibaba Cloud間のデータ送受信が専用のネットワーク接続を経由して容易にでき、Alibaba Cloudのリソースを社内インフラの拡張として利用するなど、スムーズなデータ連携が簡単に実現します。

クラウドサービスが企業のビジネスインフラ基盤となり基幹システムと同等の信頼性と高性能が求められる中、海外に拠点を展開する企業は各拠点のインフラ基盤も高品質、高セキュアなネットワークでの構築を重視しています。しかし中国国内でのインフラ構築は、サーバーの設置や運用、ネットワークの手配、機器調達などについて現地特有の事情から課題が多く、導入にあたってはそれに対処するためのコストや導入工数の削減が企業の課題になっています。

ソフトバンクは、通信事業者ならではの充実したネットワークと多彩なICTサービスをAlibaba Cloudと効果的に融合させ、お客さまの中国ビジネスの展開に必要なシステム環境を導入から運用までトータルでサポートします。また、円建てでサービスを提供することにより経理上の処理工数を軽減し、お客さまの中国拠点の情報共有基盤のスムーズな導入を実現します。さらに今後はSBクラウドを通じてAlibaba Cloudの中国本国で実績のあるIoTやビッグデータプロダクトなどのサービスを充実させ、お客さまの中国進出を支援するプラットフォームを提供していきます。

アリババグループのシニアバイスプレジデントでアリババクラウドのプレジデントであるサイモン・フーは次のように述べています。
「ソフトバンクとの合弁会社であるSBクラウドは、アリババクラウドが重要と位置づける日本市場において設立した企業です。アリババクラウドはソフトバンクおよびSBクラウドを通じて日本の企業の皆さまに高品質で安定したクラウドインフラをご提供します。今後、我々はアリババクラウドが中国において提供しているビッグデータ、AIなどのサービスを、SBクラウドを通じて積極的に日本に展開する予定で、小売業や製造業などへのサービス提供を通じて、日本企業の業務発展に寄与したいと考えています」

Alibaba Cloud、Express Connectについての詳細およびお客さまからのお問い合わせはこちらをご参照ください。

[注]
  • ※1
    出典:IDC Semiannual Public Cloud Services Tracker - Final Historical, 2017H1
  • ※2
    2017年10月末日現在
  • ※3
    2017年12月提供開始予定

サービス概要図

サービス概要図

Express Connectは日中間を結ぶ高品質でセキュアな閉域網接続を提供します。日本国内ではソフトバンクの閉域網接続サービス ダイレクトアクセスと接続し、日本から中国までをシームレスにつなぐコンピューティング環境を実現します。

SBクラウド株式会社について

ソフトバンク株式会社と世界最大手Eコマース企業の一つであるAlibaba Group Holding Limitedが2016年1月に設立した合弁会社で、アリババグループのクラウド事業を担うアリババクラウドが提供するクラウドサービスAlibaba Cloudを日本で提供します。パブリッククラウドサービスの需要が急速に伸びている日本市場において、ベンチャー企業から多国籍企業にわたる幅広い顧客ニーズに合わせて仮想サーバーサービス、クラウド間ネットワークサービス、データストレージサービス、負荷分散装置、リレーショナルデータベースサービス、セキュリティーサービスなどを提供します。詳細はこちらをご覧ください。

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