プレスリリース 2017年

モバイル回線を用いた新しい法人向けアクセスサービス
「Twinアクセス」について~新たな通信方式により信頼性の高いモバイルアクセスを開発~

2017年7月19日
ソフトバンク株式会社
日本電気株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、日本電気株式会社(以下「NEC」)の協力の下、モバイル回線を利用した信頼性の高い法人向けアクセスサービス「Twin(ツイン)アクセス」を今後提供します。

「Twinアクセス」は、NECのネットワーク終端装置「Agater AG2521」と仮想化技術を採用したセンター装置間を、モバイルネットワーク2回線を利用し常時アクティブの状態で接続するアクセスサービスです。ソフトバンクとNECが共同で開発した「PCC(Packet Copy Capsuled)技術」により、従来の単一のモバイル回線と比べてパケット到達率などの通信品質が改善され安定した通信を行うことができます。※1

「PCC技術」は、送信側(終端装置またはセンター装置)で通信パケットを複製して2つのモバイル回線へ送信し、受信側で常に早く受信したパケットを選択する方式です。これにより一時的に片側のモバイル回線が切断された場合でも、もう一方のモバイル回線がカバーするため常時通信が確保できます。また、異なる2つの通信事業者の回線※2を選択して利用することで、さらに安定した信頼性の高い通信を実現します。

「Twinアクセス」は、その高い品質から、光回線が提供されていない拠点またはDSLやデジタルアクセス(DA)などのメタル回線に置き換わる回線としてご利用いただけます。また、ケーブル敷設が不要というモバイル回線ならではの特長を活かすことで、工事現場や催事場での臨時利用などでフレキシブルに、経済的かつ短期間にネットワークの構築が可能です。

両社は、「Twinアクセス」の本格的な商用サービスに向け、2017年10月からフィールドトライアルを実施し、その後ソフトバンクが提供するVPNサービス「SmartVPN」のアクセスラインアップとして提供を開始する予定です。

「Twinアクセス」についての詳細およびお客様からのお問い合わせはこちらをご覧ください。

[注]
  • ※1
    ソフトバンクおよびNECの2社共同で特許出願済み。
  • ※2
    ソフトバンクおよびソフトバンク指定のモバイル事業者から、用途に応じた冗長回線の組み合わせを選択できます。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名・製品およびサービス名は、各社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。