プレスリリース 2010年

KDDI、ソフトバンクモバイルによる韓国SK Telecomとの
NFCサービスに関する覚書締結について

2010年7月15日
KDDI株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社

KDDI、ソフトバンクモバイルと、韓国最大の携帯電話会社であるSK Telecom株式会社(代表取締役社長:鄭 萬源(チョン・マノン)、以下SK Telecom)は、NFCを活用した、日韓両国にて利用可能な、携帯電話をかざすことによる決済やクーポンなどのサービスと、それらを実現する設備の相互利用の可能性を検討する覚書を2010年7月7日(水)に締結しました。

現在、日本と韓国では、携帯電話をかざすことによる決済・クーポン券・会員証・交通乗車券・チケットなど様々なサービスがすでに提供されています。しかし、これらのサービスを実現している技術の方式は異なっており、そのため、それぞれの国内に限定されたサービスとなっています。
このように各国で方式の異なる携帯電話をかざすサービスについて、NFCを活用することにより、日韓の両国で利用可能なサービスが実現します。

今後は、NFCを活用し、日韓の両国で利用可能なサービスと設備の相互利用の可能性を検討していきます。

本覚書の内容

  1. 日韓の両国で、携帯電話をかざすことで利用できるクレジット決済やクーポン券、会員証、ポスターからの情報取得など多くのサービスの実現性の検討
  2. アプリケーションのダウンロードや本人認証を行うサーバーなどサービスを実現する設備の相互利用の可能性の検討

本覚書は日韓の通信事業者3社が、両国で携帯電話をかざすサービスを活性化させようという思いから始まりました。今後は3社の協力のもと、早期の商用化を目指し検討を推進します。NFCの活用により、アジアを中心に携帯電話をかざすサービスを利用できる国を拡大し、お客さまの利便性向上のためにさらなるグローバル展開を目指していきます。

以上

[注]
  • NFC(Near Field Communication):ISC(国際標準化機構)で規定された国際標準の近接型無線通信方式で、タイプA、タイプB、Felica®の通信方式に対応し、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などが利用できます。
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