レター04

NAVYA ARMAって誰でも操作できるの?

2019年9月2日

NAVYA ARMAはもともと自動運転・レベル4で走行することを前提に設計された車両です。
既にARMAはナンバープレート(自動車登録番号標)を取得しており、東京都・汐留イタリア街や芝公園、長崎県対馬市で公道での実証実験をおこなっています。

手動操作が必要なケース (左)積載車に載せ全国の実証実験の開催地まで運搬 (右)イベントでの展示などマップデータを作成しない場合

ARMAを操作するには下記の2つの資格が必要です。
・自動車免許証(中型以上)
・NAVYA社認定オペレーター資格

まず、自動車免許証ですが、ARMAは車検証上の定員が11名であるため、中型以上の自動車免許が必要となり、普通自動車免許だけでは操作できません。
SBドライブではARMAの運転のため、大型(二種):2名、中型(一種):5名が自動車免許証を取得しています。

次に、NAVYA社認定オペレーター資格ですが、これはNAVYA社による認定資格で公的な資格ではありません。
この資格を取得するには、ARMAを運転するために必要な知識・技術を習得するために座学および実技の研修を受ける必要があります。
SBドライブでは中型以上の自動車免許証をもつ7名を含む13名が資格を保有しています。
ARMAにはハンドルはありません。
操作はゲーム機のコントローラーでおこないます。
ゲームみたいですよね?
でも乗客の命を預かるドライバーは責任重大です。
普通のハンドルと違い、いわゆる”あそび"が無いため触るとすぐ反応し、繊細なコントロールが要求されますが、安全なテストコースで納得いくまで練習をすることができます。

(左)トレーニングはテストコースで実施 (右)カラーコーンを並べ操作練習

(左)自動運転ポンチョを追走するのもテストコースならではの風景 (右)タッチパネルでの操作も練習します

(左)コントローラーで操作を行う実技研修 (右)ARMAを操作するコントローラー

本来ならば、資格取得のためNAVYA社のあるフランスまで行く必要がありますが、SBドライブではARMAオペレーターを養成するためのトレーナーの資格を持つ社員も3名おり、国内でオペレーター研修をおこなうことができますので、短期間・低コストでオペレーターの育成が可能です。
オペレーター教育など車両導入後のサポートもSBドライブにおまかせください。