プレスリリース 2021年

九州大学とソフトバンクが「組織対応型連携」を締結

~新型コロナウイルス感染症やSDGs、DX分野などへの対応・研究で連携~

2021年4月16日
国立大学法人九州大学
ソフトバンク株式会社

国立大学法人九州大学(所在地:福岡市、総長:石橋 達朗、以下「九州大学」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)は、新型コロナウイルス感染症対策やSDGs(持続可能な開発目標)、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに関して、産学間で知見やノウハウを共有し、国際競争力を持つ最先端の実用化技術の研究や実践を共同で行う「組織対応型連携」(以下「本連携」)を締結しましたのでお知らせします。

九州大学は、1911年の創立以来、基幹総合大学としてその歴史と伝統に培われた教育と研究を行い、優れた人材を国内外に輩出するとともに、最先端の研究や医療、また専門性の高い研究成果によって広く社会に貢献しています。これまでの産学連携の取り組みやSDGsの達成のための活動をさらに推進するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大への対応やその解決のための研究にも引き続き取り組んでいます。

ソフトバンクは、SDGsの達成を重要な経営課題と位置付け、さまざまな事業活動や企業活動を推進しています。特に、地球環境の変化や地方創生の重要性拡大、デジタルデバイド(情報格差)の拡大など深刻・複雑化する社会課題の解決に対応し、持続可能な社会に貢献することを目指しています。その中でも新型コロナウイルス感染症に関する課題解決は、重要な取り組みの一つです。

本連携においては、九州大学が取り組んできた「With & Beyondコロナ」への知見と、ソフトバンクにおけるテクノロジーの利活用やDXによる社会課題の解決への取り組みの実績などを共有し、共同研究を実施します。新型コロナウイルス感染症拡大への取り組みとしては、九州大学が、ソフトバンクグループ株式会社の子会社であるSB新型コロナウイルス検査センター株式会社が設立する「福岡PCR検査センター」との連携を、2021年4月中に開始します。

また、本連携により、SDGsへの貢献や新たな共生モデルの構築に向けて共働することにより、両者のノウハウや知見の高度化を図ります。九州大学とソフトバンクは、持続可能な社会の実現に向けて、最先端の実用化技術の創出を目指し、社会課題解決とSDGsへの取り組みを推進していきます。

1. 締結日

2021年4月16日

2. 連携の内容

  1. (1)
    新型コロナウイルス感染症に関する共同研究
  2. (2)
    SDGsの取り組みに関する共同研究
  3. (3)
    その他、DXの実現に向けて互いのリソース(研究・人・設備など)を生かした新たな共生モデルの構築

SB新型コロナウイルス検査センターについて

SB新型コロナウイルス検査センター株式会社は、ソフトバンクグループ株式会社の100%子会社です。登録衛生検査所として認可された新型コロナウイルスの唾液PCR検査を行う専用施設である「東京PCR検査センター」(千葉県市川市)と「北海道PCR検査センター」(札幌市北区)を拠点に、1回当たり2,000円(税抜き、配送・梱包費などを除く)の実費負担だけで唾液PCR検査を提供しています。両検査施設を合わせて1日に約1万8,000件の検査が可能で、2021年3月までに約66万9,000件の検査を行ってきました。現時点で東京都が公募した「福祉施設における検査の実施に係る協力事業者」に選定されている他、北九州市や福岡市、千葉県松戸市、千葉県市川市、札幌市、熊本市、福岡県久留米市、北海道石狩市、北海道北見市などの自治体に、唾液PCR検査を提供しています。また、法人の検査提供先には、福岡ソフトバンクホークスやB.LEAGUE、V.LEAGUE、ソフトバンクのグループ企業や株式会社ホテルオークラ札幌などがあります。2021年2月には、個人向け唾液PCR検査サービス「HELPO PCR検査パッケージ」の提供を、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社と共同で開始しました。

ウェブサイト

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
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