プレスリリース 2019年

e5ラボとソフトバンク、次世代通信衛星を利用した
海上ブロードバンドサービスの提供に向けて共同検討を開始

2019年11月28日
株式会社e5ラボ
ソフトバンク株式会社

ゼロエミッションの電気推進船の開発・普及促進を目指す株式会社e5(イーファイブ)ラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:一田 朋聡、以下「e5ラボ」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、日本の海運業界の課題である船内通信環境の改善を目指して、次世代通信衛星を利用した海上ブロードバンドサービスの提供に向けて覚書を締結し、共同検討を開始しました。

両社は今後、海上ブロードバンドサービスの実現に向けて、下記の実証実験を行う予定です。

  • 通信衛星を利用した実証実験(期間:2020年1月~2020年5月末予定)

    e5ラボの企画に沿って、ソフトバンクが船舶に平面アンテナおよびローカル無線局を設置。通信衛星を伝送路にした通信試験を実施します。

  • 次世代通信衛星を利用した実証実験(期間:2021年1月~2022年3月末予定)

    2019年7月に、ソフトバンクと業務提携契約を締結した英OneWeb Ltd.(本社:英国ロンドン、CEO:Adrian Steckel、以下「OneWeb」)の低軌道衛星通信サービスや、平面アンテナを使用した通信試験を実施します。この通信試験では、船舶でのIoTデバイスの活用や、リモート操縦に向けた陸上との通信試験を実施します。

両社は実証実験の結果を踏まえて、次世代通信衛星を利用した海上ブロードバンドサービスの商用化と普及に向けて共同検討を進め、日本の海運業界の持続的な発展に取り組んでいきます。

e5ラボについて

電気推進船の開発および普及促進を通して、新しい海運インフラサービスの構築に向け、旭タンカー株式会社、株式会社エクセノヤマミズ、株式会社商船三井などが設立した新会社。e5ラボは、日本の社会インフラである海運が直面する課題の解決に向け、技術・ノウハウ・ネットワークを集結し、電気推進船のみならず、最先端技術を駆使した海運インフラサービス等も提供するプラットフォームを構築し、海運業界の持続的な発展に貢献することを目指します。

OneWebについて

OneWebは、2021年から先行して世界中のあらゆるところで高速インターネットを提供します。低軌道衛星のコンステレーションを使って、世界中の人々、特に地方や電波が届きづらい地域の人々にインターネット環境を提供します。OneWebは、ブロードバンド、政府機関、セルラーバックホール向けのビジネスソリューションを開発しています。さらに、OneWebの高速で低遅延のネットワークは、グローバルでインターネット接続を必要としている航空、船舶、自動車、鉄道などの産業に、革新的なモビリティーソリューションを提供します。https://www.oneweb.world

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。