ネットワークプラットフォーム「SD-WANサービス」を
7月30日から提供開始

ソフトバンク株式会社は、クラウドサービスと親和性の高い統合VPNサービス｢SmartVPN｣を基盤にSDN※1（Software-Defined Networking）技術を活用した新たなソリューションサービスとして、「SD-WANサービス」の申し込み受け付けを2018年7月30日から開始します。

情報システム資産のクラウドへの移行やワークスタイルの変革が推進されている昨今、企業のネットワーク管理者が抱える課題は多岐にわたります。ユーザーにとって快適なネットワーク環境を維持し続けるためには、アプリケーションレベルでWAN全体を最適化し、かつ変化に対応できる柔軟なネットワークが求められています。

SD-WANの特長として、特定のアプリケーションを閉域網からインターネットへ通信を振り分ける「インターネットブレイクアウト」や、通信やアプリケーションの重要度によって利用回線を決める「マルチパス選択」による、お客さまネットワークの最適化が挙げられます。また、ポータルサイトでの一元管理により、アプリケーション単位のトラフィックやネットワーク状態の可視化、GUI※2（Graphical User Interface）によるネットワークやセキュリティーのポリシー変更などを行えるため、お客さまによる管理やポリシー変更などの作業時間の短縮および、運用コストの圧縮を可能にします。

ソフトバンクのSD-WANは、閉域での一般的なSD-WAN機能に加え、インターネット接続拠点やSD-WANを導入していない従来の拠点とのシームレスな通信を可能とし、お客さまのニーズに合わせたネットワーク設計を実現します。また、複数のセキュリティー機能をSD-WANルーターに集約し、インターネット接続拠点のセキュリティーを高めるサービスも用意しました。これまで通信事業者として培った経験とノウハウを生かし、ソフトバンクが運用や管理のサポートを一元で行います。

Software-Defined技術などの導入を背景に、企業のネットワークは変革期を迎えています。今回のSD-WANサービスの提供開始を機に、ソフトバンクは、快適なネットワーク環境を「ネットワーク＋ソリューション」で実現するというコンセプトの下、ネットワーク基盤とさまざまなソリューションサービスを備えた「ネットワークプラットフォーム」としてさらに力強くお客さまのビジネスシーンをサポートしていきます。

ネットワークプラットフォーム概念図

ソフトバンクのSD-WANサービスの特長

1. インターネットブレイクアウトとマルチパス選択

• アプリケーション単位での通信最適化
• 通信の重要度による利用回線の選択

2. 柔軟なネットワーク設計

• SD-WANを導入していない拠点やインターネット接続拠点との通信が可能
• 利用用途に応じた最適なコストでネットワークを構築

3. 運用管理の一元サポート

• お客さまのネットワークを総合的に管理可能
• ネットワークとセキュリティーを一元的にサポート

提供予定メニュー

• SD-WAN　Type H

  ファーウェイ製のルーターをベースにSD-WAN機能を拡充し、SD-WANコントローラーでネットワークの管理・可視化、プロビジョニングを可能とするセグメンテーション機能を含めた、フルオーバーレイに対応したSD-WANソリューションです。SD-WANルーターとType H専用ポータルをセットで提供します。

• SD-WAN　Type F

  フォーティネット製の次世代ファイアウォールFortiGateをベースにSD-WAN機能を拡充し、高いセキュリティーレベルでアプリケーションの最適化を可能とする、インターネットブレイクアウトに適したSD-WANソリューションです。SD-WANルーターとType F専用ポータルをセットで提供します。

SD-WANの詳細についてはこちらをご参照ください。

[注]

1. ※1
   ネットワークをソフトウエアによって統合的に管理、制御すること。
2. ※2
   グラフィックを用いて直感的な操作を可能にするインターフェース。

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