プレスリリース 2017年

追尾集光型太陽エネルギー回収システム「iU-SOALA」
における遠隔制御システム実証実験について~国内初の太陽光発電と太陽熱回収の
ハイブリッドシステム実用化へ向けた実証を開始~

2017年9月13日
株式会社アクトリー
ソフトバンク株式会社

株式会社アクトリー(本社:石川県白山市、代表取締役社長:水越 裕治、以下「アクトリー」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、追尾集光型太陽エネルギー回収システム「iU-SOALA(インテリジェンスユニット・ソアラ)」の実証実験において、本日より遠隔制御分野のシステム構築および検証を共同で行います。

「iU-SOALA」は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(本部:神奈川県川崎市、理事長:古川 一夫、以下「NEDO」)の「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業」において採択され、アクトリーが事業化へ向けて実証事業を進める国内初の太陽光と太陽熱のハイブリッドシステムです。「iU-SOALA」はGPS(衛星利用測位システム)と、太陽位置を予測して角度を調整する自動制御プログラムを搭載したパラボラ型の反射鏡で太陽を自動追尾する独自の集光技術により太陽光を効率的に採光し、発電効率約25%の太陽光発電と、熱エネルギー変換効率約40%の太陽熱利用を実現します。「iU-SOALA」は省スペースでの設置が可能であるため、山岳エリアや離島などでの高効率な太陽エネルギーの活用が見込まれます。

ソフトバンクは今回、アクトリーによる「iU-SOALA」の実用化へ向け、通信回線の提供および無線通信による通信環境の構築やセンシングシステムによる発電状況監視や機器故障の予防検知を遠隔地から可能にする保守管理システムの基本設計、ならびにデータ収集システムの構築を通じ、「iU-SOALA」の遠隔制御分野で実証実験に協力します。また、アクトリーとソフトバンクはLPWAネットワークを利用した低電力による長距離通信制御に関する実証実験も共同で実施する予定です。

「iU-SOALA」遠隔制御実証実験イメージ

「iU-SOALA」遠隔制御実証実験イメージ

アクトリーとソフトバンクは今後、「iU-SOALA」による高効率な太陽エネルギー活用を実現するハイブリッドシステムの実用化を通じ、持続可能な循環型社会の実現に向けて貢献していくことを目指します。

  • 「iU-SOALA」は、日本国およびその他の国において株式会社アクトリーが商標出願中です。
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