プレスリリース 2017年

+Style、IoT製品の開発を効率化する
米Electric Impの開発キットを国内で初めて販売開始~Electric Impのクラウドサービスが日本で利用可能に~

2017年3月30日
ソフトバンク株式会社
Electric Imp, Inc.

ソフトバンク株式会社は、アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style(プラススタイル)」で、世界各国に安全性の高いIoT接続プラットフォームを提供するElectric Imp, Inc.(エレクトリックインプ社、本社:米国カリフォルニア州、以下「Electric Imp」)のIoT開発キット「IoT QuickStart Family」より「imp004m Breakout Board」「impExplorer™ Developer Kit」の2製品を、4月下旬以降販売します。Electric ImpのIoT開発キットを日本国内で正式に販売するのは「+Style」が初めてとなります。

今回発売する開発キットは、IoT製品の開発を容易にするElectric Impのクラウドサービス「impCloud™」を利用可能な「imp004m Breakout Board」と「impExplorer Developer Kit」の2製品です。「impCloud」には、ファームウェアなどのアップデート機能を含む数多くのツールと技術が含まれており、IoT製品の開発・試作・テストにかかる時間とコストを削減するようにデザインされています。さらに、Electric Impのセキュリティメカニズム「impSecure™」によって、組み込みデバイスとクラウドの間を流れるデータを一貫して安全性の高い環境下で管理することが可能なため、セキュリティを確保するための作業を削減でき、開発者はエンドユーザー向けアプリケーションの開発など商用化に向けた取り組みに注力することができます。また、本製品は国内の電波法および省令などにより定められた技術基準に適合していることを証明する「工事設計認証」を取得した2.4GHz Wi-Fiモジュール「imp004m」を搭載しています。

今回「+Style」において、開発者向けに2製品を販売します。各製品の詳細は以下のとおりです。

imp004m Breakout Board

imp004m Breakout Board

「imp004m Breakout Board」は、ARM Cortex-M4プロセッサを含む2.4GHz Wi-Fiモジュールを搭載した開発ボードです。Electric Impのオペレーティングシステム「impOS」をプリインストールしており、デバイスからクラウドへの接続やメッセージング、セキュリティ管理、演算などの機能を利用できます。本製品は、ビルのエネルギー管理、設備監視や制御、産業機械の予防保全や在庫補充の自動化などへの活用が見込まれています。

impExplorer Developer Kit

impExplorer Developer Kit

「impExplorer Developer Kit」は、「imp004m Breakout Board」の持つ機能に加えて、温度、湿度、気圧、3軸加速度の4つのセンサーを搭載した開発ボードです。本製品は、「imp004m Breakout Board」とは異なり、単3電池3本で稼動し、センサーの設計や組み込み作業を行わずにプログラミングを始めることが可能です。そのため、ソフトウエア開発者はIoT製品の接続方法など基本的な仕組みを学習することができます。

+Styleについて

消費者と一緒にものづくりができるプラットフォームで、製品の段階に応じて3つの機能を持っています。「プランニング」では、投稿された製品やアイデアにユーザーが意見を述べることで、企業とユーザーが商品化に向けて一緒に企画を進めていくことができます。「クラウドファンディング」では、消費者の声を取り入れながら製品を作り上げていくとともに、インターネット経由で多くのユーザーから事前に商品購入を募って商品化することができます。「ショッピング」では、一般販売前の商品などを、先行や数量限定で販売するといった活用ができるとともに、商品に対する購入者からの意見を集めることができます。

Electric Impについて

Electric Impは、コネクティビティの力を通じ、100社以上のメーカーや企業が世界を変革することを支援する企業です。100万台以上のIoTデバイスが、高度にセキュアなElectric ImpのPaaS(Platform as a Service)上で作られ、世界105カ国に展開されています。IoTに特化し、ハードウェア、OS、セキュリティ、APIとクラウドサービスを統合したElectric Imp独自のソリューションは、セキュリティ、拡張性、柔軟性を向上させる一方で、市場投入までの時間とコストを削減します。Electric Impのプラットフォームを使うことで商用や産業向けの革新的なアプリケーション開発を可能にするとともに、メーカーが数百万ユーザーのIoT製品、サービスを管理し、迅速に拡大させることを可能にしています。Electric Impは2011年に設立され、カリフォルニア州ロスアルトスと英国ケンブリッジにオフィスを構えています。詳細はウェブサイトをご覧ください。

  • +Styleはソフトバンク株式会社の商標です。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。