プレスリリース 2017年

28GHz帯における5G実験試験局免許の
取得および実証実験の開始について

2017年3月23日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社は、第5世代移動通信システム(以下「5G」)の導入に向け、5G向け候補周波数の一つである28GHz帯の実験試験局免許を2017年3月15日に取得しました。本日より、東京臨海副都心(台場地区)において、28GHz帯を使用した屋内外での実証実験を実施します。

ソフトバンクでは、これまでに、同じく5G向け候補周波数である4GHz帯、4.5GHz帯において実験試験局免許を取得し、2016年8月より5Gのフィールド実証実験を推進してきました。今回取得した28GHz帯を加えた5G向けの三つの候補周波数帯での実証実験を通じて、5Gの導入に向けたノウハウを蓄積し、2020年頃の商用サービス開始を目指します。

ソフトバンクは、5Gの有力な要素技術の一つである「Massive MIMO」の商用サービスを世界で初めて提供するなど、5Gの導入に向けてさまざまな最新技術をいち早くお客さまに提供する取り組みである「5G Project」を2016年9月より開始しています。商用サービスで得られた知見も活用して、5Gの実証実験を推進することで、2020年頃の導入時には、実際の商用環境下においても安定したサービスの実現を目指します。

実証実験では、4GHz帯、4.5GHz帯および28GHz帯における電波伝搬特性の評価、5Gの目標である10Gbpsを超える高速ブロードバンド通信、無線区間1ms以下の超低遅延通信などの検証に向けて、Massive MIMOや新たな無線インターフェースなど、5G要素技術を実装した実証実験装置を用いた検証を屋内外の環境で実施します。

5G向け候補周波数帯域を使用した実証実験の概要

実験期間 2016年8月~
実験エリア 東京臨海副都心(台場地区)
実験内容 5G候補周波数帯での超高速ブロードバンド通信、超低遅延通信などの検証
実験周波数 周波数帯 帯域幅 免許取得時期
4GHz帯 100MHz 2017年1月
4.5GHz帯 200MHz 2016年8月
28GHz帯 732MHz 2017年3月(今回取得)

Massive MIMO基地局装置(28GHz帯)/Massive MIMO基地局装置(4GHz帯)

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