プレスリリース 2011年

特別支援学校にiPadの無償貸し出しを実施~障がい児の学習支援を行う「魔法のふでばこプロジェクト」への協力校を募集~

2011年1月13日
ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、本日より、「iPad」を活用した障がい児の学習支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のふでばこプロジェクト」を開始し、ご協力いただける特別支援学校を募集します。ご協力いただける学校にiPadを一定期間無償で貸し出し、実際に教育現場でご活用いただくことで、その有効性を検証し、研究成果を公開することで、障がい児の学習支援を促進していきます。

「魔法のふでばこプロジェクト」は、これまで国立大学法人 東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野とソフトバンクモバイルが行ってきた、携帯電話を使用した障がい児※1のための学習支援の事例研究プロジェクト「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」※2を拡充したもので、特別支援学校において、iPadを活用した障がい児の学習支援を行う事例研究プロジェクトです。本プロジェクトでは、iPadを教育現場で活用いただき、その具体的な事例を研究・公開することで、情報端末の有効性の広い認知につとめ、障がい児の学習を支援する「学習のバリアフリー」に向けた取り組みを促進することを目的としています。

今後は、セミナーやワークショップなどの啓発活動を通じて、障がいのある子どもたちの親をはじめ、教育関係者や社会福祉士を目指す学生などを対象に、学習支援の事例などを紹介する予定です。

ソフトバンクグループは、今後も携帯電話をはじめとした情報端末の活用により、障がい児の生活や学習の質の向上につながる事例が広く認知されることで、障がい児の社会参加の機会が増えることを目指します。

今回の募集に関する詳細は以下のとおりです。

1. 目的

本調査は、特別支援学校・学級における情報端末活用事例研究「魔法のふでばこプロジェクト」において、協力校の活用支援と、その成果を広く普及することを目的に実施します。

2. 募集概要

応募可能な学校 日本国内の特別支援学校(障がいの種別、公立・私立は問いません)
募集期間 2011年1月13日(木)~1月31日(月)
応募方法・詳細

障がい児向け情報端末活用事例研究「魔法のふでばこ」(http://www.e-at.org/maho2/)

選考結果 2011年2月下旬までに、各応募者に通知します。
貸し出し開始 2011年4月~2012年3月末(1年間)

なお、このたびの取り組みは、東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野、NPO法人e-AT利用促進協会の協力のもと行われます。

[注]
  • ※1認知やコミュニケーションの面に困難のある障がい児、読み書き障がいや自閉症、知的障がい、肢体障がい、聴覚障がいを含みます。
  • ※2携帯電話を活用した聴覚障がい者向けの「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」の開始については、2009年6月30日にプレスリリースを実施しております。
  • *iPadはApple Inc.の登録商標です。
  • *SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。