プレスリリース 2006年

携帯電話向け違法音楽配信根絶に向けた諸施策の検討・実施について

携帯電話向け違法音楽配信根絶に向けた諸施策の検討・実施について

社団法人日本レコード協会
社団法人日本音楽著作権協会
社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター
社団法人日本音楽事業者協会
社団法人音楽出版社協会
社団法人音楽制作者連盟

市販されている音楽CD等の楽曲・音源を権利者の許諾なく複製し、無断でアップロードする行為は、明らかな著作権法違反で、刑事罰等の対象となります。音楽関係権利者6団体は、音楽に係る著作権・著作隣接権の擁護と音楽の適正な利用を推進するため、携帯電話向け違法音楽配信に対し、以下の取組みを行なっています。

1. 違法ファイルについての送信防止措置要請(削除要請等、以下同じ)
社団法人日本レコード協会(以下、RIAJ)と 社団法人日本音楽著作権協会(以下、JASRAC)は、11月末現在、既に11.2万件に上る違法ファイルについて、プロバイダ責任制限法に基づく送信防止措置要請を、プロバイダに対して行なってきました。今後も、違法アップロードに対する送信防止措置要請を、より一層強化して行なっていく予定です。
2. 違法行為者に対する法的措置
JASRACは、本年11月、JASRACが著作権を管理している楽曲を、無断で携帯電話の「着信メロディ」用のデータとして違法にアップロードし、JASRACからの繰り返しの警告にも関わらず侵害行為を継続した、長崎県佐世保市の男性について刑事告訴を行なっており、その結果、男性は長崎県警により逮捕されました。
RIAJ及びJASRACは、今後も、悪質な違法行為者に対する、刑事上・民事上の法的措置をすすめてまいります。
3. 「Respect Our Music」キャンペーンの実施
音楽関係権利者6団体は、音楽の不正コピー・アップロード対策として、音楽を正しく聴いて頂くことの大切さを 広く音楽ファンの皆様にご理解頂くため、著作権啓発キャンペーン(「Respect Our Music」キャンペーン)を実施しております。12月中旬からは、従来から進めているインターネットでの不正アップロードに加え、急増する携帯電話向けの違法な音楽配信に関するパブリシティー活動を展開しています。

以上

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