株式会社シージェイシステム

リモートワーク先進企業が導入した 「Cloud Remote Desktop」

課題
業務効率化

業界
情報通信

組織の規模
1人~100人

導入サービス
Cloud Remote Desktop

北海道、東北エリアを中心に、携帯キャリアの電気通信設備工事業を行っている株式会社シージェイシステム(以下、シージェイシステム)。2011年に「 Google Apps™ 」(現在は「 Google Workspace™ 」)の導入と全社員へのスマートフォンの支給、2018年からはリモートワークの開始と、ITツールを活用した「働き方改革」を先駆けて進めてきました。そして、2021年には「Cloud Remote Desktop」を導入。さらに社員が働きやすい環境を構築することに成功しました。


「あえて『事務所のスペックを上げない』というのがリモートワーク成功の秘訣だと思います。」

株式会社シージェイシステム
代表取締役 成田 禎仁 氏


いち早く整えた「リモートワーク体制」のおかげで北海道地震やコロナ禍でも事業継続を実現

シージェイシステムは札幌市内にある本社のほか、岩手県盛岡市、宮城県仙台市、青森県弘前市にも拠点を構え、各拠点で企業や一般家庭向けに携帯回線工事や保守業務を展開しています。

同社では2011年に全社に「 Google Apps 」(現在は Google Workspace )を導入し、ソフトバンクのAndroidスマートフォンもあわせて全社員に支給するなど、社内のIT企業環境を整備してきました。目的は、さまざまな場所で工事の仕事をしている社員の位置情報の把握や、チャットでのサポート業務、クラウド上にデータを保管することでの書類紛失リスクの削減です。
コロナ禍で多くの企業がリモートワーク環境を整備していますが、同社ではコロナ禍以前の2018年からリモートワーク制度を開始しました。社員に配布していたPCをノートPCに変更し、社内のコミュニケーションは「 Google Workspace 」と「LINE WORKS」を活用。さらに代表電話を「Dialpad」に切り替えることで、オフィス宛の電話を外出先や自宅から支給したスマートフォンで出られるようにしました。

「出産予定の社員がいたことがリモートワーク制度を検討するきっかけでしたが、雪が多い札幌市内にオフィスがあるため、毎日30分以上をかけて車で通勤している社員の交通事故リスクを減らしたい、という理由もありました」(成田氏)

2018年9月に発生した北海道胆振東部地震は札幌市内にも大きな影響があり、本社事務所ビルも停電となり、固定の電話回線がダウンする事態が発生しました。

「固定回線は停止しましたが、携帯電話回線は利用できる状態でした。多くの社員の自宅も停電となっていたため、社員はスマートフォンのバッテリーが続く限り、自宅で仕事をすることができました。そのため、業務への影響はほとんどありませんでした。むしろ、この機会にリモートワークをより促進しようと、できるだけ出社しないように社員に伝達しました。」(成田氏)

「現場で工事の仕事をしている社員はさまざまなクラウドサービスを使って業務効率を上げ、時間を短縮できています。コロナ禍でもノートPCとスマートフォンがあれば自宅で仕事ができるので、まったく困ったことはないですね」(日原氏)

PCからの情報漏えいを防ぎ、安心なリモートワーク環境を構築できる「仮想デスクトップ」

さらに、リモートワーク環境を整備するべく、クラウド上にデスクトップ環境を構築する「仮想デスクトップ」の導入を検討しました。

「当社の仕事は、北海道、東北エリアと広いロケーションなので、社員がいちいち事務所に戻って仕事をしなくていいように、あえて『事務所のスペックを上げない』ようにしています。事務所内の環境を整備するよりも社員個々の働く環境を整えることを考えたのです」(成田氏)

「ただ、ノートPCに業務データなどを入れて社員が持ち歩くことになると、盗難や情報漏えいなどのリスクに晒されてしまいます。万が一、そのような事故が起きてしまっては、仕事をクライアントから預かっている側としては、金額の問題だけでは済みません。それなら、クラウド上に置いたデータにリモートで接続したほうが安全だと考えました」(成田氏)

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  • 掲載内容は2021年8月現在のものです。

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