「TOMODACHIサマー2017 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の参加者募集開始

~東北の高校生が米国カリフォルニア大学バークレー校での研修に参加~

公益財団法人米日カウンシル-ジャパン TOMODACHIイニシアチブ
ソフトバンクグループ株式会社

公益財団法人米日カウンシル-ジャパン TOMODACHIイニシアチブ (以下「TOMODACHI」) とソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、2017年7月21日から8月10日(予定)に実施する「TOMODACHIサマー2017 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の参加者を2月1日より募集開始します。SBGが資金提供を行い実施するこのプログラムは、主に米国カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに、東日本大震災の被災地である岩手・宮城・福島の3県の高校生100人を招待し、地域貢献とリーダーシップについて学ぶ機会を提供するものです。参加した生徒たちが帰国後、このプログラムで学んだことを生かして東北で地域貢献活動を行い、それぞれの地域の活性化を担うリーダーとなることを目的としています。

このプログラムに参加する生徒たちは、東北の地域社会に貢献する方法を探求するとともに、アメリカの若者の団体による活動などを視察することで自らの地域貢献活動への刺激とするほか、ホームステイや現地の高校生との交流を通して、米国社会と文化への理解を深めていきます。プログラムには対象の3県から非営利団体職員など6人が同行し、帰国後は生徒たちの活動をサポートします。

2012年に開始したこのプログラムは、今年で6年目を迎えます。過去に参加した生徒の多くは現在、このプログラムで学んだことをそれぞれの地域社会のために役立てようと活動を行っています。TOMODACHIとSBGは、このプログラムを2021年まで継続して実施する予定です。

ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役社長の孫 正義は次のように述べています。
「16歳で渡米して新しい文化に触れたこと、カリフォルニア大学バークレー校で学んだことで、私の人生は大きく変わりました。チャレンジすれば、未来を変えることができます。このプログラムは、今年で6年目を迎え、過去5年間の参加者はアメリカで得た経験・学び・刺激を生かし、また仲間との絆を胸に、地元の課題解決などに取り組み、試行錯誤を繰り返しながら確実に大きな成果を出しています。参加する高校生にとって、このプログラムが思いを形にし、夢をつかむきっかけになることを強く願っています」

「TOMODACHIサマー2017 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の募集概要

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対象 岩手・宮城・福島の3県の高校生
募集人数 100人
実施場所 米国カリフォルニア大学バークレー校など
渡米期間 2017年7月21日~8月10日(予定)
募集期間 2017年2月1日~4月2日
参加者決定 2017年5月末(予定)
募集の詳細 こちら をご覧ください。

2016年にこのプログラムへ参加した生徒に、帰国後の活動やプログラムでの学びなどについて聞きました。

  • 山本 翔(やまもと かける)さん(岩手県盛岡市)

    地元の高齢化を懸念する山本さんは、プログラム参加後に高齢者と若者が相互に支え合う仕組みを作りたいと考えました。山本さんは次のように話しています。「例えば、高齢者と若者が共同生活をし、若者が高齢者の生活をサポートする代わりに、安く住まわせてもらうといったことを考えています。今はこのような構想を実現するための第一ステップとして、町内会長さんなどの協力の下、私自身が放課後や週末に地域の高齢者の家に足を運び、話し相手になったり、家事の手伝いなどをしています。今回のプログラムでは、自分は周囲が気づいていないことに目を向けることが得意であることに気づき、またそのようなサポートもリーダーシップの一つであることを学びました。今は一人で活動していますが、今後は仲間を集めて自分なりのリーダーシップを生かしながら活動を広げていきたいです」

  • 平塚 美紀(ひらつか みき)さん(宮城県石巻市)

    出身地の女川町で獲れるホヤが大量処分される問題を何とかしたいと考えた平塚さんは、プログラム参加後ホヤの消費を増やすことを目的に、友人と考えたホヤ焼きの販売に取り組んでいます。平塚さんは次のように話しています。「震災後に女川町から引っ越し、震災のことを思い出したくないという思いもあり、これまで地元に対して何もしてきませんでした。しかし、このプログラムに参加して、今目の前で起きていることに向き合い、行動することが大切だということを学びました。今後は女川町でのホヤの消費を増やすだけではなく、全国に女川町のホヤが広まるような取り組みをしていきたいと思います。勉強や部活動との両立は大変ですが、始めたからには最後までやり抜きます」

  • 狗飼 菜々子(いぬかい ななこ)さん(福島県福島市)

    風評被害により福島県産の野菜や果物が食べられていない問題に着目した狗飼さんは、プログラムに参加した仲間と一緒に福島県産の野菜を使用したラーメンのメニュー開発に取り組み、地元で有名なラーメン店での提供を目指しています。狗飼さんは次のように話しています。「このプログラムでは、周囲に流されずに、自分の目や耳で情報を取りに行くことが必要であると学び、帰国後に複数の町で県内産の野菜について調査しました。県内の人が食べていない福島県産の野菜を県外の人が食べてくれるわけがありません。まずは私たちが開発するラーメンを通じて、福島県産の野菜を県内の人に食べてもらい、そこから県外へと良い連鎖を作っていきたいです」

  • 東日本大震災後の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダー育成を目指す公益財団法人 米日カウンシル-ジャパンと東京の米国大使館が主導する官民パートナーシップで、日本国政府の支援も受けています。日米関係の強化に深く関わり、互いの文化や国を理解し、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と、そうした世界での成功に必要な、世界中で通用する技能と国際的な視点を備えた日米の若いリーダーである「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。
    詳細は、TOMODACHIイニシアチブのウェブサイトをご覧ください。
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